英語と向き合う働き方

英語に不安がある人がIT業界で働くには?僕が乗り越えた方法と評価された力

はじめに

こんにちは、ケイです。

僕は新卒で外資系IT企業に入社しましたが、入社当初は「英語が苦手でも通用するのか?」という不安が常にありました。

ネットやSNSでは「IT=英語必須」「ドキュメントはすべて英語」「TOEIC700が最低ライン」といった雰囲気が広がっており、英語に自信がなかった僕は不安を感じていました。

しかし、実際に働いてみると、英語が完璧でなくても、IT業界でやっていけるということがわかりました。

この記事では、僕の実体験をもとに、英語に不安がある人でもIT業界で働ける理由と、実際の現場での工夫についてお話しします。


英語ができないとIT業界では無理?

結論から言えば、英語が完璧でなくてもIT業界では十分に活躍できます。

もちろん、外資系企業では英語の読み書きが必要になる場面もありますが、「ネイティブ並み」や「流暢な会話力」は求められません。

特に日本国内のIT業務では、日本語だけで完結する業務も多く、英語が必須でない職種もあります。

例えば、インフラエンジニアやテクニカルサポート、社内SEなどの職種では、日本語でのやりとりが中心で、英語の使用頻度は限定的です。

外資系でも、日本人同士のやりとりは日本語が基本ですし、SlackやTeamsでも日本語と英語が混在しています。

大切なのは「わからない英語をどう調べて理解するか」という姿勢です。


実際の現場での英語との向き合い方

僕が最初に配属されたのは、海外と関わる機会がある部署でした。

ただ、いきなり英語での会話を求められることはありませんでした。

まずは、英語のメールや資料に触れながら、先輩の対応を参考に少しずつ慣れていきました。

会議資料が英語だった場合でも、必要な単語だけを辞書で確認したり、自分なりにまとめを取って理解する方法で十分対応できました。

最初からすべてを理解しようとするのではなく、「重要なポイントだけ押さえる」ことを意識していました。

完璧に理解できなくても、業務に必要な情報が把握できていれば問題ありませんでした。


英語以外で評価されるスキルとは?

上司に言われた印象的な言葉があります。

「英語は後から伸びる。でも、伝え方や仕事の丁寧さは今すぐに見える」

この言葉通り、英語力よりも大切にされていたのは以下のようなスキルです。

  • 論理的な説明力(報告・提案を明確に伝える)
  • チーム内での円滑なコミュニケーション
  • 問題を自分で発見し、改善に取り組む姿勢
  • ITに関する基本的な知識と学び続ける意欲

これらのスキルは、英語が苦手でも信頼を得るための十分な武器になります。

僕自身も、「資料が見やすい」「説明がわかりやすい」と評価を受けることが多く、英語力よりも仕事の丁寧さで信頼を築くことができました。


英語に苦手意識がある中でやってきた工夫

英語が得意でなくても、少しの工夫で業務は乗り切れます。

1. 必要な単語だけを辞書で調べる

意味がわからない単語が出てきたときだけ、紙やWeb辞書を使って調べました。

翻訳サイトは機密情報の扱い上、基本的に使用せず、単語レベルの確認にとどめています。

2. 英文フレーズを自作して蓄積する

頻繁に使うメール文や表現は、自分で作ったフレーズをPC上に保存。

「Thank you for your support.」「Please find the attached file.」など、何度も使う定型文をまとめておくと安心感が増します。

3. ITに関係する英単語を重点的に覚える

"server" "error" "connection" など、業務でよく登場する単語に絞って覚えるようにしました。

業界特有の単語は繰り返し目にするので、自然と慣れていきます。

4. 話すことより、読む・書くに集中

「話せない自分はダメだ」と思わず、まずは読む・書くスキルに集中。

書けるようになると、話すときの自信にもつながっていきます。


英語に不安があっても、挑戦してほしい

SNSや求人情報を見ると、「英語ができないと厳しい」と感じることもあるかもしれません。

でも、英語に不安があっても、挑戦できる環境はちゃんと存在します。

大切なのは、できないことを隠すのではなく、どうやって補うかを考える姿勢です。

僕自身、英語が苦手だからこそ真剣に工夫し、学ぶことができたと感じています。

英語が得意でなくても、IT業界で働く道はあります。

その一歩を、臆せず踏み出してみてください。


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