面接・選考突破のコツ

逆質問で差がつく!20代転職で印象に残るおすすめフレーズ5選

転職面接の終盤、「最後に何かご質問はありますか?」と聞かれた経験がある人は多いはず。この“逆質問”の時間、ただの儀礼的なものと思っていませんか?

実はこの時間こそ、面接官に強い印象を残す絶好のチャンスです。

逆質問の内容次第で、あなたの理解度・準備力・志望度、さらには思考の深さまで透けて見えてしまう――。

この記事では、実際に面接官を経験してきた筆者が、「これは印象に残った」と感じた逆質問フレーズを5つ厳選し、NG例とあわせて徹底解説します。

20代で初めて転職する方、逆質問の準備に悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。


そもそも逆質問とは?なぜ重要なのか

逆質問とは、面接官から「何か質問はありますか?」と投げかけられる時間のこと。

この時間の主な目的は以下の2つです:

  1. 応募者が企業や職種に対してどれだけ興味・理解があるかを見る
  2. 応募者が主体性を持ってキャリアを考えているかを確認する

面接官の多くは、「特にありません」という返答に拍子抜けします。 それは、「受け身」「準備不足」「志望度が低い」といったネガティブな印象に直結するからです。

逆に、的確で深みのある逆質問をできる応募者は、数%しかいません。 だからこそ、そこに“差”が生まれます。


NGな逆質問の典型パターン

逆質問は「何か聞けばいい」わけではありません。 以下のような質問は、印象ダウンにつながる可能性があります。

❌ 福利厚生や残業時間に偏る

  • 「残業はどれくらいありますか?」
  • 「有休はどれくらい取れますか?」

→ 早すぎる段階で待遇ばかり聞くと、条件だけで選んでいる印象に。

❌ 調べればわかる情報を聞く

  • 「御社の事業内容を教えてください」
  • 「主なサービスは何ですか?」

→ 企業HPや求人票にある情報をわざわざ聞くのは、“調べていない人”と思われがち。

❌ 質問がゼロ or 曖昧すぎる

  • 「特にありません」
  • 「とくに大丈夫です」

→ やる気がない、受け身、準備していない…と受け取られる。


印象に残る逆質問5選

ここからは、実際に面接官として「この質問は印象的だった」「この視点を持っているのは強い」と感じた逆質問を5つ紹介します。

① このポジションで活躍している方の共通点はありますか?

この質問は、“求められる人物像”を深掘りするもの。

採用側の目線で「評価される資質」「活躍人材の傾向」を聞くことで、自分とのマッチ度や今後の伸びしろを確認できます。

さらに、こうした質問を通して「活躍すること」を自分事として考えている=主体的である、という印象を与えることができます。

面接官視点での印象:

「お、真剣にこのポジションで活躍したいと思ってるな」

アレンジ例:

  • 「貴社でハイパフォーマーとされる方の特徴を教えてください」

② 今後チームとして目指している方向性や、課題感があれば教えてください

チーム単位での目標や課題を聞くことで、入社後に「自分がどう貢献できるか」を描こうとしている姿勢が伝わります。

また、企業側のリアルな悩みや方向性を理解することで、入社後のギャップを減らす意味でも有効です。

面接官視点での印象:

「長期的にチームや事業にコミットしてくれそう」

アレンジ例:

  • 「今、組織として注力されている取り組みや改善課題があれば教えてください」

③ 入社後3ヶ月〜半年で期待される成果や役割はありますか?

この質問は、立ち上がり時期の具体的な期待値を知るためのもの。

「即戦力としてどう動けばよいか」を確認できるため、自分の立ち上がり計画をイメージしやすくなります。

また、こうした質問をすることで、「目先の内定」ではなく「実際に働くこと」を重視していると受け取ってもらえます。

面接官視点での印象:

「入社後の貢献意欲が高い=戦力化が早そう」

アレンジ例:

  • 「入社直後から任せていただける業務があれば教えてください」

④ 貴社で働く中で、最もやりがいを感じた瞬間を教えていただけますか?

これは、面接官自身のパーソナルな経験を聞くタイプの質問です。

形式的な面接になりがちな中で、「対話」や「共感」が生まれる質問でもあり、面接官の表情が和らぐことも。

相手が“話す側”になることで、心理的な距離が縮まる効果もあります。

面接官視点での印象:

「聞き手としての姿勢も好印象。会話の空気が良くなった」

アレンジ例:

  • 「◯◯さんご自身が、貴社に入って最も印象に残っているエピソードは何ですか?」

⑤ このポジションの前任者がいた場合、その方のご退職理由や引き継ぎ状況を伺ってもよろしいですか?

少し聞きづらいかもしれませんが、非常に重要な情報が得られる質問。

ポジションに空きが出た背景や、現場のリアルな雰囲気を知る手がかりになります。

また、「入社前にしっかり現実を確認したい」という慎重さ=安易に転職を決めていない誠実さも伝わります。

面接官視点での印象:

「真剣に働く場所として見ているんだな。こちらも誠実に答えたい」

注意点: 質問のトーンは慎重に。「責める意図ではないこと」を前置きすると◎


応用編:逆質問の聞き方・準備のコツ

✅ 質問に“背景”を添えると印象アップ

たとえば:

「IR資料で拝見したのですが〜」「社員インタビューで拝見して印象的だったのですが〜」

こうした前置きがあると、「調べてきた人」「企業研究してきた人」という印象が残ります。

✅ 質問は面接フェーズに合わせて深さを変える

  • 1次面接:仕事内容・ポジションへの理解を深める質問がベター
  • 最終面接:企業理念・カルチャー・経営方針への質問が刺さる

✅ 準備は最低3つ、多くても5つまで

逆質問は、「全部聞く」よりも「その場に合った質問を柔軟に選ぶ」のがベスト。

3〜5個の“手札”を用意しておけば、どんな面接官にも対応できます。


まとめ:逆質問は“印象の最終調整”

面接全体がどれだけ順調でも、最後の逆質問で手を抜くと印象が薄れてしまいます。 逆に、たとえ緊張してうまく話せなかったとしても、逆質問で好印象を残せれば“挽回”は可能です。

逆質問は、準備次第で差がつく“最後の一撃”。

この記事で紹介した5つのフレーズをベースに、あなたなりの言葉で「その企業で働きたい理由」「働く姿勢」を伝えてみてください。

それだけで、あなたの面接は一歩先へ進めるはずです。

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